KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

搭乗時に見られる週刊誌争奪戦

 東京に来ている。明日から木更津で開かれる「教育とコンピュータに関する国際会議(ICCE99)」に参加するため。自分の発表も控えているのだが、ポスターセッションということで割合と気楽。よく考えたら国際会議で発表するのは初めての経験なのだなあ。

 全国的にそうなったのかもしれないが、全日空の富山→羽田便では、お客全員への飲み物サービスを取りやめ、飲みたい人がリクエストすると出すというシステムになった。それから、週刊誌のサービスがなくなり、新聞だけになった。

 フライト時間が一時間足らずのところで飲み物サービスをするのはあわただしく、乗務員も大変だと思っていたので、飲み物サービスのシステム変更はいいと思う。本当に飲み物が欲しければ要求すればいいだけの話だから。しかし、お客さんはまだこのシステムに慣れていないせいだろうか、飲み物を要求していた人は全体の1割にも満たなかったように見えた。慣れてくれば、みんなコーヒーだのお茶だのを乗務員に頼むようになるのだろう。自己主張訓練(アサーション・トレーニング)の一種としてなかなかいいかもれしない。

 週刊誌サービスの廃止は残念だ。飛行機に乗るときは、その週の週刊文春を買わないでおいて、機内で読むようにしていたから(←ケチ)。週刊誌は部数に限りがあるので、飛行機に乗り込むときに無言の争奪戦があった。週刊文春週刊朝日サンデー毎日などが並べてあるところで、どれにしようかと迷ってはいけない。後の客がつかえてしまうからだ。表紙を一瞥したら、瞬時に判断して取っていかなくてはならない。争奪戦に敗れると、しかたなく残っている日経新聞を持っていかなくてはならなかった。

 今日も飛行機に乗り込むときに、争奪戦に負けないよう、早めに並び、勢い込んでいったのだが、新聞しか置いてなかった。拍子抜けである。あの熾烈な週刊誌争奪戦も過去のことになってしまったわけだ。