KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

Web日記について週刊誌から電話取材

週刊朝日の記者さんから電話取材が来た。

なんでも、新年号のワイド特集の中のひとつのトピックとして日記を取り上げるとのこと。ついては、日記について何か話してくれないか、と。「なんだかお手軽な取材だなー」と思いつつも、電話取材はこれが初めてではないので、サービス精神を発揮する。それに話題が日記であることだし。

はたして、週刊誌に私のコメントが載るのかどうかはわからないけれども、とりあえずこんなことを話したということで、記録しておこう。もし記事になったとしたら、ここに書いてあることがどんなふうに変化したかを検討するのも、面白いかもしれない。

Web日記と普通の日記の違いについて。

普通日記といえば、他人には見せないものだけれども、Web日記は他人に読んでもらうことを前提として書いている。その意味で同じ「日記」とはいっても全く違うものだ。Web日記では、必ずその読者を意識しなければならない。しかし、日記なのだから、あくまでも自分の体験したこと、考えたことを中心に書いていきたい。そうした中で、自分と読者とのぎりぎりの緊張感というか、絶妙なバランス感覚というか、そうしたものが育てられるような気がする。

三日坊主にならずに書き続けるためにはどうしたらいいか。

Web日記を書いて、何人かの読者がつくと、その読者からの反応がある。メールをもらったり、掲示板に書いてくれたりする。自分の書いたものに何らかの反応か来るということ自体が、面白く、続けて書いていこうという意欲を湧かせる原因になる。

だいたい、一ヶ月から三ヶ月くらいの間、日記を書き続けることができれば、習慣となり、長く続けられるように思う。はじめはつらくても、毎日書くことを勧める。というのは、1日や2日休んでしまうとついずるずると書けなくなってしまうことが多いからだ。つらくても毎日一定の時間帯に文章を書くということを自分自身に訓練する。

日記を書いていてよかったことはどんなことか。

現世的な御利益はあまりない。お金が儲かるわけでもない。精神的な鍛錬になるわけでもない。ただ、毎日がなにがしかの意味を持っているのだということを感じることができるかもしれない。仕事に忙殺されれば、日記を書いている時間も取れなくなる。それは具体的に日記が書けないということで明らかになる。そういうときは、ちょっとペースを落とすとか、休暇を取って旅行するとか、そんなことのきっかけになる。その意味で日記は精神の健康のバロメータと言えるかもしれない。