KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

仕事日記を書く理由

 私はこのWeb日記以外に、もうひとつ「仕事日記」を書いている。これはもっぱら自分自身のために書いているので、読者を気にしていない。備忘録のようなものだ。だから箇条書きであるし、説明も詳しくない。自分がわかれば十分な内容だからだ。

 完全に自分用である仕事日記を読んでいる物好きな方もそう多くはないだろう。私の一日を知ったからといって、何かの役に立つとも思えない。しかもその記述は不完全なのだ。しかし、実際に読んでいるという人も複数人いるので、不思議だ。何が面白いのか、聞いてみたい。

 しかし、その前に、なぜそんな内容のものをWeb日記として書くのかということを説明する方が先だろう。ひとつは、仕事の内容をWeb日記として書くことによって、仕事のペースができてくるということだ。仕事リストの中からひとつ選んで、取りかかる。終われば、そのことを仕事日記に書いておく。このことによって「ひとつの仕事を選んで、取りかかり、終了した」というサイクルが明示的になる。

 まあ、仕事日記は読み返して役に立つということはほとんどない。この多次元尺度日記は、それでも過去ログを読み返したりすることがときどきある。それは、無意識にも「読める形」として書き記そうとしているからだ。仕事日記を読み返すことがほとんどない、ということは、書いた時点でほとんどその役割が終わってしまっているからだ。

 実際、仕事日記のメイン部分は、「お仕事リスト」である。これを書くことによって「行動への準備運動」ができているのではないかと思う。とりあえず、仕事日記の中の「仕事リスト」に項目を書くことによって、まず実行の第一歩を踏み出すことになる。