KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「告白メールが届いています」

 というメールがラブモード・ドットコムから届いた。もりたまさんプロデュースの「想い」告白サイトだ。教育工学の研究をしているのかと思えば、こんなサイトを立ち上げる才人だ。ん? これはもしかして研究用実験サイトなのか?

 ともあれ、私に「告白メールが届いています」というメールが、ラブモードから送られてきた。これは、つまり、ラブモードサイトで誰かが私に告白メールを送ろうと決心したことを示す。しかし、私にはそれが誰なのかは知らされない。誰が私に告白メールを送ったのかを知るためには、私がラブモードサイトに行って、「ひょっとしてこの人が送ったのかな?」と思われる人を登録しなくてはならない。もし、それが当たれば、めでたしめでたしで、私と先方の両方に、おめでとうメールが送られる、らしい。「らしい」というのはまだやっていないから。

 正直言って、私には相手の見当がとんとつかない。いたずらかもしれないし、真剣なものかもしれない。しかし、いずれにしても、誰が送ったのかを知るためには、思い当たる人を片っ端からラブモードサイトで登録してみなくてはならない。そうするとどうなるかというと、その登録した人に対して、私からの「告白メール」が届くのである。そうすると、今度は私から「告白メール」を送られた人が、同じように「誰かな?誰かな?」と考えて、片っ端から思いつく人を登録するのである。そうすると、また登録された人が、その人から「告白メール」を受け取ることになる。

 このようにして、ねずみ算式にラブモードサイトを訪れ、登録する人が増えるのである。これはすごい仕組みだ。さすが、もりたまさん。これでどれくらいのお金が儲かるのか、経済音痴の私にはわからないが(だってタダだし)、急速にアクセス数は増えるに違いない。

 それにしても、一体誰が私にこのメールを送ったんだろう?といぶかしく思いつつ、ちょっと楽しい気分を味わっている。あ、そうか、これがラブモード・ドットコムの目的だな。これできっと、世界はちょっと幸せになる。

 しかし、このメールの送り主がもりたまさんである可能性も捨てきれない…。