KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

投げやり/ウィンドウズ機の世界/明日から台湾

毎週土曜日は本の原稿執筆のために大学に出ている。

しかし、筆は進まない。易しくわかりやすく書くことがこんなに難しいなんて。そのためには何より自分自身が書くべきことをよく理解していることが必要だ。しかし、簡単そうなことでも突き詰めるとどんなことでも奥が深いものなのだね。そう、あまりにも単純なことであれば、本なんてものを苦労して書く必要はないではないか。

ついついくじけそうになって、ああ、もうこれは私が書くべきことではないんじゃないか、などと投げやりになったりする。止めてしまえばどんなにすっきりすることだろうか。……できるところまではやろうと考えているけれども。

来年の授業時間割を考えている。今年までは、パソコンを使う授業ではすべてマッキントッシュを使ってきた。しかし、来年からはそろそろそうもいかなくなってきた。卒業して会社に入ると、そこはほとんどウィンドウズ機の世界、ということで、学生さんのためにもマッキントッシュにこだわっていることもできなくなってきたという背景がある。

HTMLから簡単なCGI作成、C言語入門、統計学、といった授業ではウィンドウズ機を使うことにした。はあ、憂鬱である。まあ、しょうがないか。

ウィンドウズ機といえば、私自身もモバイル用にカメラ付きバイオC1を仕入れたのだが、どうもなじめずに同僚の先生に貸し出しっぱなしになっている。授業の準備をするのにウィンドウズ機が必要なので、普通のノート型を一台買おうかと思っている。見た感じではソニーのバイオQRというパイプ椅子風デザインのが気に入っている。取っ手があるというところがなんとなくiBook的だし(←ああ、毒されている)。

しかし、心理系の授業ではマックの部屋を使おうと思っている。だって、使わないでいると、どんどんマックが駆逐されていって、どの学部にも、情報処理センターにもマックが一台もないという状況になりそうなんだもん。実際に、教育学部の端末室はマックだったのが、来年からはウィンドウズ機になる予定だ。大学に限らず、すべての教育機関は、常に最大限の選択肢を用意しておくのが使命だと思うよ。

明日から台湾に出張する。ICCE2000(教育におけるコンピュータに関する国際会議)に参加発表するため。帰りは一週間後の土曜日になる。日本では急に冷え込んだけれども、台湾はまだ暖かいのだろうか。

パソコンは持っていかないので、日記の更新は帰国までしばらくお休みさせていただきます。では、みなさんお元気で。