KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

飯吉透さんと誌上で再会/メールソフトARENA

「日経MAC」が廃刊になってしまったので、新年から「MACPOWER」を買っている。2月号を読んでいたら、「海の向こうで胸騒ぎ」という2ページの署名コラム記事があった。筆者は、飯吉透さん。うーん、どこかで聞いた名前だなあと思っていたら、思い出した。1997年にアメリカに出張したとき、ジョージア大学を案内してくれた方だった。

そのときのことを書いた「初めてのアメリカ日記」を探してみると、1997年3月11日の分はこんな記述で始まっている。

今日はジョージア大学(UGA, University of Georgia)のラボマネージャーである飯吉(いいよし)さんに大学を案内してもらう日だ。

以前、「アメリカで教育工学の研究をしたいのだが、どこかいいところを紹介して欲しい」というメールをある人からもらったときに、ジョージア大学に飯吉さんという人がいるから、彼に相談してみては、と答えた。しかし、そのときにはもう飯吉さんはジョージア大学にはいなかった。日本に戻ったという話も聞かないので、どうしたのだろうと思っていた。

雑誌で飯吉さんの肩書きを見ると「カーネギー財団知識メディア研究所所長」となっている。私が会ったときは、彼はジョージア大学で博士論文を書いていて、次の職場を探しているということだったと記憶している。いいポジションを見つけたのだなと思う。

今度メールを出してみよう。

「日これ(1/14)」のsawadaさんが、マックのメールソフトについて「EudoraよりもARENAの方が全然いい!」と力説しておられたので、長年のEudoraユーザである私は、そんなものかなあ、と思いつつ、MACPOWER誌のCD-ROMにたまたま、ARENAお試し版がついていたので、インストールしてみた。うん、これは、確かに軽快だし、インタフェースもいい感じだ。

ARENAのマニュアルを読みながらひとつ得したことがあった。

私は自宅からはケーブルテレビでインターネット接続をしているのだが、そのプロバイダからは、大学のアドレスで書いたメールは出せない。プロバイダからもらったアドレスは奥さんが使用しているので、大学のアドレスで出したいのだけれども、それができない。たいていのプロバイダはスパムメールを防止するためにそうした制限をしているのだ。もちろん大学にPPP接続すれば、問題なく送信はできるのだが、ケーブルで常時接続になった今は、電話をかける気にならない。それで、自宅ではメールを読むだけでがまんしていた。

しかし、ARENAのマニュアルの中にこんな記述を見つけた。「so-netでは、メールを読みにいってから10分以内にメールを送信すれば、so-net以外のプロバイダからのメールでも送信する」と(POP認証後の送信というらしい)。私はso-netともプロバイダ契約をしている。そこで、その通りにやってみると、ちゃんと送信できた。これはものすごく得した気分だった。こういうマニュアルを書く会社のソフトならば、信頼できる。

さっそくARENA購入の手続きをした。