KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

大学の広報誌を企画する

今度、一般向けに大学の広報誌を出すことになった。すでに大部分の国立大学ではこうした広報誌を出している。「開かれた大学」であるためには、やはりそれをアピールしていく必要がある。

とはいえ、いつもの学内向け広報誌のようにダサいデザインでは、誰も読んでくれない。したがって学外の出版物製作会社に外注することになる。いくつかの会社を選んで、コンペをやるわけだが、さすがにプロの仕事だ。試作品の広報誌は、富山大学が出したものとは思えないくらい、インパクトのあるものだった。

しかし、デザインのアピールはクリアしたとしても、問題は内容だ。内容で読ませるものでなければダメだ。とりわけ創刊号では強い印象を残したい。それで、富山出身の有名人を読んで、対談記事を作ろうということになったのだが…。

その有名人の候補は、落語の志の輔、女優の室井滋野際陽子といった富山出身者。しかし、問題はギャラである。たとえば、このくらいの有名人を呼んで講演会をしようとすると、謝礼は100万円から300万円とのこと。こういうのを聞くと、やはり世間と大学とのギャップを感じてしまう。そんな金は、あったとしても、支出するのは難しいよね。私立大学なら一声でなんとかなるのかもしれないけれども。

ということで有名人を呼ぶという案はつぶれた。