KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

美しいOS

「17インチ液晶ディスプレイは縦長に見える」と書いたら、「縦横比からみると確かに縦長になっているので目の錯覚ではない」と掲示板でご示唆いただいた(福岡の田中さん、ありがとうございます)。

そういわれれば、伝統的な画面のピクセル数は、640/480も、800/600も、1024/768もみんな、4/3の比率になっている。その延長上で、1280/1024も4/3の比率になると思いこんでいたのだけれども、そうではなく、5/4の比率になる。確かに縦長なのだ。それでは、PowerBook G4のワイドスクリーンが4/3の比率なのかと思えば、1152/768で、これは3/2の比率(確かにワイド)。

もし、1024ピクセルを縦とすると、4/3の比率で横を計算すると、1365.3...という小数点以下のついた半端な数字になる。これが、縦1024ピクセルで比率が変わることになった原因なのだろうか。

さて、新しいG4にファイルを移行して空になった旧マシンG4に、OS Xサーバを入れてみる。CDから起動して、いくつかの質問に答えるだけで、恐ろしいほど簡単にセットアップできた。こんなに簡単でいいのだろうかと思うくらい。

当然のことだが、これはOS Xで動いているので、OS Xを体験することになる。


これは、美しくて、楽しいOSであるなあ。操作しているだけで、楽しくなってくるOSなんて、ちょっとお目にかかれない。OS Xの見た目の特長のひとつであるDockは、ウィンドウズでいうところのタスクバーに相当する。しかし、その表現の仕方は凝りに凝っていて、「こういうふうにアレンジするのか……」とため息が出るくらい。タスクバーとしての機能はなんら変わっていないのだけれども。


とにかく美しい。OS Xをしばらくいじってから、9.1に戻ってみると、なんだか急に粗雑な世界に引き戻されたような気分になる。自分用のパソコンは、使っているアプリケーションが全部そろうまで移行するつもりはないので、幻想の世界を味わうのはサーバをいじるときだけになる。