研究室によくマンション投資の勧誘の電話がかかってくる。これまでに少なくとも50回以上、この迷惑電話を受けた私は、受話器を取ってから3秒以内にその手の電話であることを見分けることができる。
「あ、もしもし、先生でいらっしゃいますか?」(ここでもう分かった)
「何? 誰?」(相手が分かっているので、ぞんざいに返答する)
「今度、ユニバーサルスタジオジャパンができまして」
「だから何? セールス?」
「いや、セールスではございません。ユニバーサル、ご存じですか?」
「あなた誰?」
「ユニバーサルの隣にすばらしい立地で、マンショ…」
「がちゃ」(電話を切る)
(再び電話がかかってくる。これは珍しい)
「あ、すみません」
「あなた誰? セールスだろ?」
「いやセールスではございません。実はすばらしい立地のマン…」
「セールスじゃないか。ふざけるな! がちゃ」(電話切る)
ふう。
こういう仕事をしている人にいろんな意味で同情する。しかし、相手をよく選んで欲しい。 もう何回マンション投資の電話を受けたことか。