KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

デジタル大福帳

今年は、授業の終わりに質問書の代わりに、大福帳というのをやっている。

数回やってみて気がついたことは、お返事を書くのに手が疲れるということだ。一番大きいクラスでは100人程度いるので、コメントを一枚一枚書いていくと、最後には手がだるくなっている。

デジタル大福帳というのを考えた。大福帳のネット版だ。それぞれが自分の大福帳にアクセスして、感想などを書き込んでおく。私はそれを読んでお返事を書く。これなら手書きよりも楽だ。

そうすると、デジタル質問書というのもできるはずだ。

もっともデジタル版では、一人一台のパソコンが必要だ。大教室で授業してから、パソコンルームに移動して大福帳を書くというのは、現実的ではない。あと数年たてば、一人一人がノートパソコンをもって教室にやってくるようになるのだろう。そこで無線LANでネットにつなぐ。

さて、大福帳と質問書では違うところがあるか。これまで見た感じでは、大福帳では授業の感想が多い。「面白かった」とか「今度はこういうのをやってくれ」といったことだ。統計はまだ取っていないが、質問の割合は少ない。感触では1割以下ではないだろうか。そのせいか、読んでいてあまり張り合いがない。お返事も、その内容に比例するので、「そうですね」などの気の抜けたものを書いてしまう。

もう少し継続して、質問書との違いなどを検討してみたい。これは卒論のテーマになりそうだ。