KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育工学会@鹿児島

教育工学会の大会に参加するために鹿児島に来ている。これで今年の学会はおしまい。なんだかたくさんの学会に出たような気がする。その割に研究は進展していない。だめ。なんとかしましょう。

富山から鹿児島に飛行機で行くには、福岡で乗り継ぎになる。しかし、小松からは鹿児島に直行便が出ている。富山から小松まで高速道路で1時間半。しかし、小松空港での駐車料金が痛い。一日千円かかる。もっとも、ただで止め放題の富山空港の方が例外なのだろう。

1時間半ほどで鹿児島。

鹿児島は暖かいなあ。大学は広々として緑が多くて、いい感じ。

研究発表を聞くのは楽しい。なんだか妙ちくりんな研究だなあと思われるものほど、なんかしらのヒントを与えてくれるのは不思議だ。逆に「うん、これはメインストリームの研究だ。しかもこれから流行る。内容もまっとうだ」と思う研究ほど何にも得るところがなかったりする。しかし、何も得るところのない研究であっても、「こんな研究はしないでおこう」と学習するので、収穫である。

あるセッションにいて、いじわるな質問をばしばししていた。ある人と競い合うようにして質問していた。もっともその人はいじわるな質問をしていたわけではない。私もいじわるをしたくて質問しているのではなく、「なんだそりゃ?」と思うので正直に質問しているだけだ。本当に。

セッションのまとめの時間になった。しかし、フロアからなんにもでてこない。それなら司会者がまとめればいいのだよ。時間も超過していることであるし。しかし、あろうことか「向後先生、いかがでしょうか?」と振ってきた。はああ。しかたないので、「教育工学は学際領域だし、若い学問でもあるので、ある程度はしかたないけど、ここにいるような人たちが共有しているコアの前提知識がなければ、将来は暗いでしょうね」みたいなまさに暗い話をしてしまったよ。私に振るなって。

わかったんだけど、私は自分で突っかかっていくのは好きだけど、振られるのは嫌いなのだね。まったく迷惑なキャラだよ。