KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

媒介された方がリアル

明日から新年度の授業開始。通信課程は一週間遅らせて21日から。

なんとなくうきうきしている。自分は授業が好きなのかもしれない。半年前、赴任したてのときは、ここでの授業にずいぶん不安があったけれども、ほどなく、学生さんそのものには、今の大学も前任校もあまり違いがないことがわかって、不安はなくなった。

通信課程の方は、学生さんの方もそうだろうが、新しい体験だらけである。いろいろな疑問に答えたり、学生同士の交流も兼ねて、通信課程専用の掲示板を開いたら、すぐに堰を切ったように書き込みがあふれた。今もコンスタントに書き込みが続いている。

もちろん、科目登録関係の質問も多くて、これはこちら側からの情報がうまく整理されて伝えられていないことによる。しかし、それよりも、みんなものすごい熱気を持っていることが、じわじわと伝わってくる。

通信課程とは名乗りながらも、実態はインターネットを使ったeLearningである。そのイメージとしてはバーチャルなものを思い浮かべるかもしれないが、それとは反対に直接的である。むしろ、大学の教室の方が対面でありながらバーチャルなのではないかと思えるくらいである。Mediated(媒介された)の方がリアルで直接的で本音に近いのは、逆説的で面白い。