KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

実用文の書き方ワークショップ

新潟県教育センターで「実用文の書き方ワークショップ」を開いた。対象は、中学校、高校の国語の先生方。

実用文の書き方の講演やレクチャーは何度も引き受けてきた。しかし、話を聞いてもらうだけでは、不十分なことは明らかだ。そこで今回はワークショップスタイルの実習にして、そのための実習テキストを開発した。その初回である。

受講生に感想を聞いてみると、「自分自身で書いてみるという体験をして初めてわかることが多かった」という意見が目立った。しかし、その一方で、与えられた2時間では圧倒的に時間が足りなかった。それはそうで、もともと3時間のワークショップとして設計したのだから。しかし、それにしても3時間でも足りないかなという感じがした。

ワークショップが終わった後に、一緒に連れて行ったゼミ生2人からさまざまな改善意見をもらう。彼女たちは、卒論でこのテーマ(実用文の書き方の教材開発とワークショップ開発)を取り上げるので真剣だ。まさに、形成的評価。次回はテキストをさらに改善してもっとよいワークショップができるだろう。

所沢から新潟まで、高速道路で4時間余の運転だったが、彼女たちの愉快なおしゃべりのおかげで眠くなることもなかった。さすがに疲れたけれども、収穫は大きかった。