KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

オープンブックの試験

今週は試験週間。

大学では、試験をする代わりにレポート課題を出すことが多い。また、試験の成績が悪かったときに、レポートを出してもらって単位を出すこともある。

私は自分ではレポート課題を出すことはあまりない。自分が学生であったときに、レポートをけっこう一生懸命書いて出したのに、それが返却されることがなかった。これは結構むなしい記憶として残っている。まあ、努力して書き上げた時点ですでに報われているからいいんだけれどね。

私のテストはレポートをその場で書くようなものだ。A4の紙にびっしりと書いてもらう論述式だから。オープンブックで何を持ち込んでも可。でも実際には、持ち込んだものをじっくり読んでいる時間はない。書くだけでもけっこう時間がかかるから。つまり、持ち込んだものは手がかりを確認するだけで、あとは、頭の中にあるものをどんどん書き出してもらわなければ間に合わない仕事なのだ。

そこのところを理解してもらえずに、持ち込みだからといって何も考えてこない受講生は、答案用紙を前にして、ばさばさと本やノートを見ている。解答欄は白いまま時間が過ぎ去っていく。オープンブック方式なんだから、本やノートに書いてあることをそのまま写せば解答できるような問題は出さないよ。それは自然なことだよね。