KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

初めての心理学としてアドラー心理学と出会うのはいいかも

2021年6月28日(月)

ハローマンデー! 向後です。

先週の土日は、放送大学沖縄学習センターの面接授業で「アドラー心理学の理論と実践」を実施しました。面接授業とはいっても、コロナの影響でZoomによる実施となりました。参加者は15人(最終的には14人)でした。90分授業を1日4コマ、2日間で8コマの構成です。

受講生は、初めて心理学を学ぶ人から、すでに相談業務をしている人まで幅広い層でした。この授業が初めての心理学であるとすれば、ちょっと難しかったかもしれません。しかし、初めての心理学としてアドラー心理学と出会うのはいいかもしれないと思いました。一般的に考えられている心理学と実際の学問としての心理学とはイメージがかけ離れています。アドラー心理学は「人生の意味の心理学」ですので、放送大学生のような大人が必要としている心理学に近いのではないかと思うからです。

授業の最後に、ふりかえりのアンケートに回答してもらいました。対面とZoomではどちらの方がよいかという問いに対しては、Zoom3人に対して対面5人となりました。また、どちらでもよい6人でした。どちらでもよいを含めるとZoomによる授業が広く受け入れられつつあることが感じられます。

スライドとマップの好みについては、スライド3人に対してマップ5人となりました。また、どちらでもよい4人でした。受講生の年齢層が高めであることを勘案すると、マップの支持が多かったことが発見でした。

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課題の大変さについては、やや大変だった6人が最頻値でした。この授業では、最終レポートや最終試験は行わずに、毎時限ごとに300〜600字のショートレポートを提出してもらいました。全部で8本のショートレポートを総合して成績評価するという方法です。このため、やや大変だったという回答が多かったのかもしれません。その理由を自由記述から見てみると、ショートレポートの作成が(時間の少なさもあって)大変だったという意見が多かったです。その一方で、分散して書いたので着実にできたという意見もありました。これが私のねらいでしたのでうまくいったかなという感触を得ています。

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他の人にお勧めできるかという質問に対しては、非常にお勧めできるの回答を11人の人からもらいました。ありがとうございました。またの機会を楽しみにしています。

では、良い一週間を!