KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ラジオ番組の収録

渋谷で、NHK FMのラジオ番組の収録があった。

放送前ということなので、内容には触れないように書こう。

いや、ほんと、すごい体験をさせていただきましたですよ。

そういえば、一年ほど前に、NHKテレビの生活ほっとモーニングという番組に出演した(2003/1/21の日記)。半日ロケをして、何回も何回も撮り直しをして、それで最終的な番組での私のビデオによる出番は6分だった。なるほど、テレビ番組というのはこういうふうに凝縮していって作るんだなあ、という貴重な体験をした。

で、今回はラジオのトーク番組である。この番組は27年も続いている長寿番組で、私自身も学生時代に聞いた覚えがある。気楽なトーク番組という割には、番組制作者はわざわざ所沢まで出向いてくれて、いろいろとインタビューしてくれた。で、数日後には、きちんとした台本が手元に届いた。

台本にはもちろんセリフが書いてあるわけではなく、こんなようなことを話してくださいというトピックが書いてあるだけなのだが、けっこうきっちりと作ってある。とりわけ、司会者が振ってくる質問については、セリフレベルで書いてあるのだ。

おお、フリートークとはいってもちゃんと段取りが決まっているんだなあ、と感心しながら、台本を読んだ。そうして、ふむふむ、この質問に対しては、こんなことも話そうかな、こんなことも話したいな、と考えつつ、メモを書き込んでおいたのだ。準備万端。

で、当日。簡単な説明があって、すぐに本番である。前回のテレビのときと違って一発勝負である。もっとも2時間弱の番組なので、とりなおしていたら時間が足りない。

テーマ曲が流れて、番組が始まった。私の出番はまだ先だけれども、ほかの出演者といっしょに机を並べている。始まってすぐに気が付いた。

(ぜんぜん台本どおりじゃない!)

かといって完全なアドリブでもない。自然に、まったくふつうの会話のように進んでいくけれども、ちゃんと話題をはずさない。で、めちゃくちゃ面白い!のだ。

すごいね、これは。感動しましたよ。

《つづくかもしれない》