KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育番組はそれ独自のフォーマットを開発しなければならない

そうすると、教育番組はそれ独自のフォーマットを開発しなければならないのではないか。例えば、前編・後編に分けて、前編では問題解決の材料となるものだけを提示する。後半は、それなりの解決をする(そうでないと番組が成立しないから)けれども、間の1週間で生徒同士があれこれと議論する時間を作ることができる。

大学教員がテレビからのクリップを授業で使うときには、ほとんど素材そのものを使っているだろう。ゲストがクイズに答える場面などはカットする。エンタテイメントの部分は余計だからだ。

既存のテレビ番組から、エンタテイメントの部分を削り、トピックそのものでおもしろがらせること、そして、それを骨格とした教育番組独自の形式を開発することが必要だろう。「あるある大事典」と「NHKスベシャル」ともうひとつ違う方向のベクトルを開発すること。