KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

新潟県立教育センターにて「教える技術」ワーク

新潟県立教育センターに出張して、高校教員の12年研修の1コマとして「教える技術」出会い系ワークショップをしてくる。内容は、福岡・広島のものと同じ。ただ、時間が実質2時間であったので、少し詰め込み気味。

一般的に、教員相手の講演はあまり盛り上がらない。自分で受けたくて受けるものではないからね。ここでも最初はノリが悪かったが、だんだんと良い雰囲気になってきた。たぶんワークショップ形式のおかげだと思う。個別に話を聞いてみると、それぞれに悩みを抱えている。たとえば、「関連性」の話をしたあとで、自分の教えている教科の必要性や関連性をどう話したらいいのか実はわからない、というような本音を聞けたりする。全体としては、意外に良かったのではないかという感触を持った。

富山大学にいたときから、このセンターには年一回呼ばれて話を提供してきたが、早稲田に移ってからは時間的にかなりしんどくなってきた。とりわけ、片道4時間、往復8時間かけての日帰り出張で1日つぶれてしまう。今の自分には、この時間は貴重になってきたということか。

小中高の教員に話を提供する機会はときどきあるけれども、「もう学校というシステムは終わりになりつつあるよね」などと主張している。それがいいのか悪いのか。いや、この主張は正しいと思っているけれども、それを教員研修の一部として依頼されて話すことがいいのかどうか。ちょっと迷っている。たぶん、これから教員に対して講演やワークを依頼されても、引き受けるかどうかは慎重になるだろう。