- 作者: 梶田正巳
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2004/02
- メディア: 単行本
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3章・学び方の知(梶田正巳)
学び方の学習モデル。
まず言葉による理解。その後に言語的知識の実践的活用。その時に、効果の発生と評価が起これば自己効力感が発生し、学び方の知が成立する。そのときの自己効力感は特定の文脈に依存していることに注意。
8章・科学知は授業実践とどうかかわるか(市川伸一)
科学知の誤用の例。
- 「外的報酬が内発的動機づけを低めてしまう(内発的に動機づけられているときに限り)」→「どんなときにも賞罰は良くない」→学習に興味を持っていない子どもへの対応が遅れる。
- 「人は外界から能動的に情報を取り込み、知識体系を作り上げる」→「教えない、正さない方がむしろ良い教え方だ」→教えられないと理解できないまま丸暗記に走ったり、素朴概念が固着してしまう。