並河先生からのコメント:
ニューヨーク大学のエンパイアステートカレッジは社会人学生の「学習計画作り」をアドバイザーつきで1〜2ヶ月かけてやるそうですね。そこまでやるから、その作業自体にも単位を認めます。面白いのは、高い目標を設定するかどうかで準学士から修士まで取得学位そのものを変えてしまうこと。その学習計画の中にeラーニングやポートフォリオの単位化を含めて、異分野の専門家が寄ってたかって少しずつ学習をさせるんだとか。
ニューヨーク大学の例、参考になります。とりわけ、取らせる学位まで見通してアドバイスするというところ。修士に行くのだということを決心していれば、学部での勉強の仕方や卒論のパースペクティブも自ずと変わるでしょうからね。
もうひとつは、計画作りそのものに単位を認めるところ。これはいいですね。それだけの労力をかけなさい、そしてそれは価値あることですよということの表明ですね。
できるところからやるというのが私の信念なので、2006年度の一年生対象「基礎演習」でこれを試みてみたくなりました。