- 作者: 鎌田浩毅
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/05
- メディア: 新書
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とにかくアウトプットすることが大切だと主張し、そのための実践的な方略を紹介している。この本もそうして書かれたもの。とにかく書けるところから書いていく。そのせいか、ちょっとまとまりのない本だが、勢いがある。
書き始める前に材料に目を通し、一枚の材料メモを作る。簡単なほどよい。そして、ある節を書き始めたら、その節が終わるまで書き上げてしまう。おしまいまでとにかく走りきる。細かい引用やデータについては、あとでやる気の起きないときにルーチンとして調べればよい。
これは、構想マップとノンストップライティングに似ている。
議論のプロセスは、
が含まれているという話。とにかくディスカッションすれば良いというふうに流されがちだけれども、議論を構造化することが大切だと感じる。たとえば、授業におけるディスカッションもそれが構造化されているかいないかで、成果と充実度がまったく違ってくる。それをどうやるかが目下の検討課題。