KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育心理学会1日目(岡山)

2006年の教育心理学会は岡山駅近くのコンベンションセンターで開催された。私の出番は、2日目のポスター発表と3日目のシンポジウム話題提供。

写真は、泊まったコンフォートホテルから散歩できる岡山城

シンポジウム「自然言語処理を活かした教育研究の可能性とその課題」

会話データをコンピュータの力を利用しつつどのように分析していくかというシンポジウムだったが、結局はどのレベルでコーパスを切るかが問題として残る。その意味ではかなり人間の手が入らざるを得ない分析手法だ。

GTAでもまったく同じ問題が、文字起こしから切片化、ラベル化、概念化の段階で起こるのだが、ケースを集積して理論的飽和を目指すことで一般化を保証する。

社会的には、市民参加、裁判員制度サイエンスカフェなどでニーズが出てきた。マーケティングでは、フォーカスグループインタビュー(FGI)が以前から活用されている。そのFGIでは、モデレータ+インタビューフロー(構造化)がキーになっている。この構造は、授業でも同じかたちとしてみられるのではないか。つまり、教員(モデレータ)+質問・回答(インタビューフロー)として。