KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育心理学会3日目(岡山)

午後から、準備委員会企画シンポジウム「確かな学びを創りたい――教育実践への3つのアプローチ」で話題提供。写真は、声をかけていただいた広島大学の青木多寿子先生(企画・司会)。スライドは、http://kogolab.jp/cgi/joyful/img/125.pdfにあります。

全体の中のポジションとしては、「開発指向の教育工学」と位置づけられていたので、「教育工学とは、どんな下手な教師でもこの通りやれば70点の授業ができるという方法を提供する学問です」という定義から出発した。目標ベースから出発して授業を全体として構造化・デザインすること、コストと持続性を考えなければいけないこと、評価をしながら授業をチューニングしていくことなどを話した。

指定討論の関西大の田中俊也先生は、シャンクのストーリーセンタードカリキュラムを紹介していて、その前に私もシャンクを引用していたので、ちょっとした共通性を感じた。

シンポジウムの話題提供に呼ばれることは、多くはないのだが、今回のように、指定討論者も含めて、登壇者がお互いの話を引用しつつ自分の話をしていくというところに、面白さと楽しさを感じた。