KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ワークショップとe-Learningの幸福な出会い

ということで、ラウンドテーブルに参加してきました。「ワークショップ、eラーニング単独だけでもマイナーなのにその組み合わせというニッチ」(参加者の発言を引用)というテーブルでしたが、たくさんの人が参加しました。写真のように、まさに丸くなってのラウンドテーブルでした。

とりあえず、私にピピッと来た質問だけをメモしておきます。

  • パソコンスキルの授業などでは、ワークショップをやる意味はあるんでしょうか?
  • そもそもeラーニングって効果あるんでしょうか?
  • ファシリテーターという仕事は、才能でしょうか、訓練でしょうか?
  • ワークショップを運営するためのスキル・レパートリーはどんなものがあるんでしょうか?
  • ワークショップとアクティブラーニングはどこが違うんでしょうか?
  • ワークショップとグループワークはどこが違うんでしょうか?
  • eラーニングって雑談ができないのですが、授業の中の雑談ってけっこう重要じゃないでしょうか?
  • ワークショップが苦手な学生にはどうしたらいいんでしょうか?

自分の話を再度まとめてみる

私は、eラーニングとワークショップを組み合わせたブレンド授業の紹介をしました。自分で話しつつ、自分はいったい何を主張したいのかということを下記にまとめてみました。

  1. eラーニングで聞いた話をワークショップの実体験にアンカリングすることがポイント。
  2. ワークショップでは、目の前にいる相手を無視することはできない。そうした対人関係のリアリティの中で学ぶ。
  3. eラーニングでせっかく勉強したからという気持ちが、対面授業を盛り上げる。対面授業が楽しいからまたeラーニングを受ける。このような相乗作用が働いている。
  4. おまけ:eラーニングを準備した分、教員は余裕ができる。その余裕があるからワークショップにエネルギーを注ぎ込める。(ただしeラーニングを準備する年は大変だが)

明日も学会は続き、聞きたい発表もあるのですが、仕事でタイに行ってきます。では。