去年と同じく放送教育の分科会に参加する。
通信制高校では、NHK高校講座などの放送を視聴して、レポートを提出することによって、スクーリングの「減免措置」が受けられるシステムになっている。しかし、よくできた放送教育とフィードバックのあるレポートの作成の組み合わせによる学習は、ただ漫然と行われるスクーリング(集合教育)なんかより、よほど効果のある教育になる。だから放送教育を「減免措置」というネガティブなことばで位置づけるのは完全に間違っているのである。それをここ数年、言い続けているのだけれども、現場の意識はゆっくりにしか変わらない。私の仕事はこれを主張し続けることになるのだろうね。
ここの詳しい事情は、熊本大学の鈴木克明先生が原稿にまとめている。
40分の講演時間をいただいたので、eラーニングと教室授業のブレンド授業について、自分の実践事例を紹介した。これが「減免措置」からの発想の転換になるといいのだけれど。