KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

第54回関東地区高校通信制教育研究会(宇都宮)

去年の水戸大会(http://d.hatena.ne.jp/kogo/20080912/p1)に引き続き、放送教育分科会で助言者として招かれた。

通信制高校は、204校、18万人の学生が在籍するようになった。この学生数は増加傾向にある。もはや勤労青年はほとんどいない。その代わりに中途退学や不登校の学生が中心になっている。また、生涯学習の一環としての役割も担いつつある。

私からのコメントは、ここ数年言い続けているように:

  • NHK高校講座とスクーリングのブレンド授業で質を高める
  • テレビ番組をただ視聴させるのではなく、タスクを出して実質的な学習をさせる
  • テレビ視聴から学習につなげるためには適切な自学自習のスタイルをまず獲得させることが必要

という主張。生徒も先生も「テレビ視聴は楽であり、勉強とは別物」という思い込みを捨てることからスタートしなければならない。そして、十年後には、オンラインの学習が中等教育でも主流になりつつあるだろうことを見通して。