KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

野村直樹『やさしいベイトソン』

やさしいベイトソン―コミュニケーション理論を学ぼう!

やさしいベイトソン―コミュニケーション理論を学ぼう!

グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学』(http://d.hatena.ne.jp/kogo/20050524/p1)に挑む前のステップとして最適だ。

ポイントは:

  • システム:杖は盲人に使われるから杖として働く。盲人は杖を持って世界を知る。
  • インタラクション=フィードバック=サイバネティクス:そのルールやしくみはプレイしながら決められる。
  • フィードバックのツールとしての会話:ただの会話などない。コミュニケーションのため。会話の内容のあり方を決めるメタローグこそが大切。それがコミュニケーションを制御する。
  • 「本能」や「文化」はストーリーや説明原理として働く。このストーリーは変更可能であり、それがセラピストの仕事である。