6月5〜6日,愛媛大学で大学教育学会が開かれました.私も,参加,発表してきました.
発表テーマは,「授業の3年サイクルモデル」. eラーニングで授業を構成すると,3年後に独習テキストができるよ,というもの.私がeスクールと通学制の授業でやっている実践ですね.
質問がいろいろと出て,テーマに対する関心の高さを喜びました. その質問のひとつに,
「3年後に独習テキストができたら,それをどうするのですか?」
というのがあって,はっとしましたね.
とっさに出た答えは,
「それを公開して,大学に入らなくても誰もが,いつでも,それを学べる状態にしたい」と.
そうなんだ. 結局,大学で授業をやっていることの意味はそこに収斂するのですね. 授業を受けている人たちは,その最初の読者ということ.
原稿は下記から読めます.
- 向後千春(2010.6)eラーニングを利用した大学授業の3年サイクルモデル『大学教育学会第32回大会発表要旨集録』Pp.94-95
- http://kogolab.jp/cgi/joyful/img/219.pdf