KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

自分の卒論が手元に戻ってきた

学内便を開けてみたら、自分の卒論が入っていた。昭和56年(1981年)3月提出されたものだ。30年前の自分の卒論。

メモを見ると、文学部にいる指導教授から「整理をしていたら出てきたので、送ります」と。ありがとうございます。自分にとっては貴重な卒論です。

タイトルは「言語習得における意味情報と統語情報の役割――人工言語を材料として」というもの。ランダムに設定された語彙と文法を持った人工言語の文を、図形とともに提示して、それを見ながら言語習得をしていくプロセスを実験で追ったものだ。

400字詰め原稿用紙に、手書きで184ページ。グラフは、方眼紙に描いてから貼り付けてある。数字やアルファベットは、インスタントレタリングだ。あの頃はインスタントレタリングをたくさん持っていたなあ。今はもうインスタントレタリングなんてないよね。

写真は、章の扉のページ。紙焼きされた実験風景を貼り付けてある。実験風景を見ると、Apple IIで実験していたことがわかる。

懐かしすぎる。研究者としての出発点だった。