KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ペアワークからトライアングルワークへ

年度末に院生3人の投稿論文を指導していました。無事に3本とも投稿できたので、ほっとしています。

このうち2人は、ペアワークを1年ほど続けていました。ペアワークは、プログラミング学習や外国語学習のコミュニカティブアプローチでも効果を上げている方法です。このケースでは、ペアワークを研究実施から論文作成に渡って取り入れています。その濃密な情報交換の舞台はサイボウズLiveです。

実際には、ペアに加えてスーパーバイザ(SV)である私が入りますので、"トライアングルワーク"と呼んだ方がいいかもしれません。ペアワークを基本にして、必要なときにSVが介入することで、ペア同士の学習効果を上げることができます。また、ペア同士で解決できることについては、SVがすべてを見る必要がなくなるので、SVの介入の質も上がります。ペア個人から見れば、同じ立場で支援してくれるペアの相手と、別の角度から指摘してくれるSVの両者の助言を得ることで、心理的にも安定します。

このように強力な長所を持つトライアングルワークですので、これから可能な限り実践ケースを増やしていきたいと考えています。