KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「デジタル教育時代のテストの役割」

CIEC『コンピュータ&エデュケーション』Vol.32, pp.16-21に、池田央先生の「デジタル教育時代のテストの役割」という論文が掲載されています。

教育におけるコンピュータネットワークの役割として、

  1. 学生にレクチャーや教材を配信する
  2. 学生1人1人から情報を集め、それを分析して全体傾向を見る
  3. カリキュラムに埋め込まれたテストによって自習化を可能にする
  4. 学生データをクラウドに蓄積することで、長期的な学生の変化が追跡できる
  5. ネットワークを利用して学生同士の協同学習が可能になる

といった展開がわかるようになっています。

その中でも、テストの役割は重要です。個別の学習者の変化を測ること。それを集約して学習者全体の傾向を知ること。さらに、そのデータによってコンテンツの改善を図ること。このようなところでテストが使われることになります。テストは一種のセンサーのような役割を果たしています。