KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ゲームは幸せに生きるための方法のテストベッドになる

インストラクショナルデザイン研究会(ID研)の2012年度9回目でした。京王プラザのレストランでの朝活はこれで2回目。

朝活はいいのですが、やっぱりあまり頭が回らないですね。頭の回転がポジティブ方向なのです。朝なので。研究的にはもう少しネガティブ方向に向かないと、深くならないような気がする。そういうことに気付いてきました。でも、もう一回は朝活やりますけどねo(^▽^)o

次回3月23日のID研のご案内はこちらのサイトをご覧ください:

というわけで、研究会では私はあまりしゃべる時間がなかったのですが、考えていることはあったので、それをここにメモしておきます。

それは、ゲームというのは幸せに生きるための方法のテストベッドになるということです。マクゴニガルは、この本「幸せな未来はゲームが創る」の中でゲームについて論じているのではなく、幸せに生きるための方法について書いているのです。

複雑な文脈と偶然に影響された実生活ではなく、ゲームというテストベッドの中で幸福感を味わうためにはどうすればいいのかということを実証的に検討することによって、実生活の中でも幸福に生きるための方法を探すことができるというわけです。

その答えはこの本の中に書かれています。それは、ひとつは、満足の行く仕事をすることで成功体験を積み、個人的な強みを伸ばすこと。もうひとつは、社会的つながりを感じ、さらには自分が何か大きなものの一部であると感じることで自分がやっていることの意味を見出すことです。

なんだそうだったのか。

このふたつはつまるところ、アドラー心理学の「私には能力がある。人々は仲間だ」ということに収斂するのです。

巡り巡って、ここに帰着したというわけです。

幸せな未来は「ゲーム」が創る

幸せな未来は「ゲーム」が創る