KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育コーチの総入れ替えと育成プログラムの開発

年度替わりで、eスクールの教育コーチは継続してやってもらう人もいれば、総入れ替えになる場合もある。総入れ替えの場合は、またゼロからのスタートなので、かなり痛手なのだが、しかしこのサイクルは避けられないものだ。それを見越した上で教育コーチを育成していかなくてはならない。

eラーニングメンターの育成プログラムの開発研究を来年度から始めようと考えている。メンターはSME(=Subject Matter Expert, 内容領域専門家)でなくてもいい。それは教員の役割で、メンターはクライエント(学生)に合わせたちょうど良いタスクを出し、適切なアドバイスを与え、領域専門の質問についてはSMEにつなげるインタフェースの役割をするというのが仕事だ。

そう考えるとeラーニングメンターに最も重要な能力は、内容領域の知識ではなくて、クライエントの観察と診断ということになる。それに加えて、クライエントに出すタスクのレパートリーを持っていることと、その回答に対するフィードバックのレパートリーを持っていることが重要だ。

現状では、こうしたeラーニングメンターのスキルはOJTで学んで行くということになっているけれども、そろそろ体系化したトレーニングプログラムを開発する時期が来ている。