KogoLab Research & Review

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大川繁子『92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て』を読みました

2022年8月9日(火)  

大川繁子『92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て』(実務教育出版, 2019)を読みました。  

著者は足利市の私立保育園「小俣幼児生活団」の主任保育士です。この保育の根底にあるのは、モンテッソーリ教育(自立した人間を育てるための教育法)とアドラー心理学(大人と子どもは対等である)です。30年前にモンテッソーリ教育を取り入れ、20年前にアドラー心理学を取り入れたのだそうです。  

この保育園は著者の姑である大川ナミが立ち上げました。嫁である著者が保育士の資格をとって働き始めました。大川ナミが亡くなったあと、著者の次男である真が園長になりました。そこから保育士を順次京都モンテッソーリ教師養成コースに送り込んでいきました。さらに、そこから10年後(2000年前後)、園長はアドラー心理学に出会い、野田俊作に弟子入りしました。  

というわけで、具体的な保育の様子は本を読んでもらうとして、そこにはアドラー心理学の雰囲気があふれています。  次の記事でも大川繁子の人となりが読めます。  

https://serai.jp/health/1017191  

https://www.tyojyu.or.jp/net/interview/itsumogenki-imamogeneki/okawashigeko.html