KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

遊ぼう!@大山町:自我が溶ける感覚と共同体の認識

2022年9月24日(土)

鳥取県大山町のなかやま温泉友好館にて「遊ぼう!」合宿に来ています。鳥取のアドレリアンが毎年開いている企画です。20数人の規模で、お互いが同じ方向を向いている人たちが集まっています。

こういう場所にいると、変な言い方ですけど、「自我が溶けていく」ような感覚になります。それぞれの参加者は数名で集まったり、話をしていて、自分も誰かと話しています。自分は確かにここにいるにもかかわらず、別の場所のあそこにもいる感覚があるのです。

つまり、原始的な共同体、あるいは大家族の中のメンバーになったような感覚なのですね。日常生活ではこのような状況はめったに起こらないです。このような合宿や、同じ目的を共有したチームで限定的に起こる感覚です。

昔、エスペラントの合宿に参加したことがよくありました。そのときに感じた感覚にも似ています。目的を共有したメンバーが集まるとこういうことが起こるのかなと思います。

これを「自我が溶ける感覚」と名前をつけたいです。自分と世界はいつでも対峙しているわけですが、じつは自分の周りにはこうした共同体の層があるのです。その存在が自分を勇気づけてくれます。その共同体の存在をときどき実感する必要があるように思います。そうでないと、自分はひとりで孤独に中に沈んでしまうのです。