2023年5月25日(木)
コーチング心理学講座の第2回は「コーチング心理学のスキルとモデル」です。メモをまとめておきます。詳しくは『コーチング心理学概論第2版』をご覧ください。
・Rogers(1957)のカウンセラーとクライエントの関係
・自己一致、無条件の積極的関心、共感的理解
・AlexanderのGROWモデル
・Goal, Reality, Options, Will
・PalmerのPRACTICEモデル
・Neenan:認知にアプローチが必要な例
・先延ばし、セルフマネジメント、粘り強さの欠如、批判への不耐性
・心理的障壁の有無によってモデルを使い分ける
・心理的障壁なし→GROW, PRACTICEモデル
・心理的障壁あり→SPACE, ABCモデル
・臨床レベル
・ラザルスのマルチモーダル療法
・BASICID
・Palmer & EvertonのSPACEモデル
・Social context, Physiology, Action, Cognition, Emotion
・これはEllisのREBTを土台にしている
・Activation event, Belief & Thought, Consequence
★私のコメント
・コーチングもカウンセリングも「同じ土台に建つ違う家」であるとすれば、アドラーコーチングもアドラーカウンセリングと同じ土台に建つものになるだろう。
・RogersもEllisもアドラーの考え方の影響を受けているので、アドラーコーチングは現在のコーチングからかけ離れたものにはならないはず。
・しかし、アドラーカウンセリングの技術は独自のものがあるので、それを活かしたものがアドラーコーチングになるだろう。例えば、早期回想や子供の頃のヒーローやなりたかった職業を材料としてそこからその人の自己理想を明らかにすること。ネガティブ感情を引き起こすエピソードを語ることによってその人の価値観、信念を明らかにしていくなど。