2023年9月8日（金）
断捨離の本を読んだつながりで、「頭の中の断捨離」ということを考えている。断捨離は自分の持ち物と環境を整理することで、自分の心が本当に大切なものに向くという効果を狙っている。持ち物には自分の心が投影されているからだ。
ではモノではない情報についてはどうか。「情報の断捨離」や「デジタル断捨離」というトピックで語っている記事がいくつかある。それは、SNSのアカウントを消してみる、とか、ニュースを決まった時間だけに見る、といったものだ。
「断」はただ断つだけではなく、「必要なものを選ぶ」ということだ。しかし何が必要な情報なのかがわからないままにただ情報の入り口を絞ってみてもあまり効果はないような気がする。リバウンドもしそうだ。
「捨」はただ捨てるのではなく「必要なものを残す」ということだ。しかし、何が必要な情報なのかがわからないままに捨ててしまっても、また効果はないだろう。
要するに頭の中に入ってくる情報で何か大切なものなのかを見分けることが必要なのだ。それはたぶん「書くこと」で達成されるような気がする。書くことで頭の中のぐるぐるが整理される。
書かれなかったことは、書くに値しないことでそれは当面捨てておいてもよい。書いたことは、書くに値することで、それは次に自分に入れるべきものを選ぶのに役立つ。つまり「関心」が形成されるということだ。
