2024年3月2日(土)
日本教育工学会(JSET)の春の大会の1日目に参加する。熊本大学へはバスターミナルから15分ほどで着く。久しぶりだ。検索してみたら前回は2009年の訪問だった。15年ぶりか。少し遅れて、第2セッションの口頭発表を聞く。
熊大から武蔵野大学に移った鈴木克明さんが単独で発表していたのが新鮮だった。なので、エールのつもりで質問した。終わったあとで話すと、「今までは授業は周りの人にやってもらっていたけど、武蔵野大学では自分1人でやった」と。いいですね。私も2025年からは1人の独立研究者として自由な立場から研究発表をしていきたい。
午後は、依頼されていた学習評価部門のシンポジウムのコメントをした。北大の重田先生と同席。重田先生がきちんと着実なコメントをしてくれるので、私の方は自由に与太話的にしゃべることができてありがたい。その内容は別にまとめるとして、こんな役回りも多くなるのだろうか。
私が若手だった頃、JSETでは東大の佐伯胖先生が自由闊達にコメントをしていて、私はその「ぶっ込み」感に反発していたような気がする。私を佐伯先生になぞらえるのはおこがましい限りだが、そんなような年齢になったのだということなんだろう。だから多分学会での私の役割はぶっ込みをすることにあるのかもしれない。
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その仕事が終わったので、少し早めに会場をあとにして、熊本現代美術館に行く。特別展はミュシャで、ミュシャは以前みたことがあったのでパス。常設展は無料なのでそちらをみた。
そのあと熊本城へ。ところどころ石垣が壊れていて、まだ地震の名残を残している。中は広くて見どころもいっぱいなのでもう少しゆっくりきたい。桜の咲く頃に来るといいだろうな。
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夜は博士課程のゼミ生と宴会。今回の遠征は大学院生の合宿扱いになっている。