KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【アドラーゼミ】課題の分離から課題の整理へ

2024年6月8日(土)

1ヶ月ぶりの、アドラーゼミ3時間、eスクール卒論生Zoomミーティング1時間、Dゼミ3時間。10時半から始まり、終わったのは19時。でも月1回なので何とかしのげる。楽しかった。

アドラーゼミは今期は「感情」のシリーズだが、急遽「課題の分離」を取り上げた。高知遠征で刺激を受けたので、それが冷めないうちにゼミメンバーに共有して議論したかった。

案の定、活発な議論となった。研究の時間は省くことになった。課題の分離で作られたアドラー心理学のイメージは「冷たい」ものになった。しかし、実際は「キッパリ」とはしているけれども、基本的には「暖かい」ものだということが共有されたのではないかと思った。

ポイントは以下のような点かな。

* 立場や役割ではなく、対等な人(仲間)として話し合うことが大切
* 同調圧力の強い東アジア圏内では、課題の分離が有効なケースはある
* 課題の分離よりも「課題の整理」とするのがよいかもしれない
* 問題が起こる場面を切り離して考えるのではなく、それが起こる文脈を丁寧にみることが大切
* アタマで考えすぎない。感覚、感じで考える。