KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「ゼロで死ぬ」ことを目指す

2021年2月19日(金)

ハローフライデー! 向後です。

ビル・パーキンス『DIE WITH ZERO-人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ダイヤモンド社, 2020)を読みました。
https://www.amazon.co.jp//dp/4478109680?tag=chiharunosite-22

これは今の自分にインパクトのある内容でした。「ゼロで死ぬ」ということを目指すことで、人生を豊かにしようというワンテーマで書かれた本です。

「今日が人生最後の日だと思って生きよう!」とはよく言われるスローガンです。しかし、一瞬「なるほど」とは思っても本当にそう思って毎日生きる人はいないでしょう。この本は、死ぬときにゼロになるように逆算して生きることによって、逆に人生を豊かにしようということを説得してくれます。

若い人たちには、ちまちまと貯金をするよりも、新しい経験に投資した方がいいことを説得します。中堅の人たちには、金を稼ぎたい中毒にならないようアドバイスし、単に働くことが習慣になっていないか(そしてそれで健康を損ねていないか)ということを問います。そして老人の人たちには(私も含まれます)まだ健康で体力があるうちに金を使った方がいいと説いてくれます。

人は終わりを意識すると、その時間を最大限に活用しようとします。終わりがあるからイベントが楽しいのです。人生も長いイベントの1つです。人生のライフステージの変化で、自分が持つ資産の意味も変わります。その価値を最大化する違った使い方がステージごとにあるのです。そのことをこの本は教えてくれます。

では、良い週末を!

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向後千春メールマガジン(発行者:向後千春 kogo@waseda.jp)

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