KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

2ヶ月間日記を書いてみて

 日記猿人向けの日記を書くようになってから2ヶ月を過ぎた。「しごとにっき」という名前で、その日にやったことを記録することはもう1年以上続けていた。それとは別に、あるトピックを決めて書くのはかなりつらいのではないかと当初は感じていた。しかし習慣になってしまえばそれもできることがわかった。最近は、土・日も休日日記として書くようになった。ジョギングを毎日やっている人は、一日でも休むともう走れないような不安があって、雨の日でも走るそうだ。日記書きも同じように一日でも休むとそのまま休み続けてしまうような不安を感じる。

 日記書きもまた習慣である。初めのうちは職場で書いていたが、ほどなくして自宅で夜に書くようになった。さらに自宅でのネット接続をやめるようにしたらその時間が空いて、原稿用紙を広げるようになった。原稿用紙を使うのは、自宅の1階にパソコンがないからであり、子供を見ている都合上1階にいることが多いので紙に書くしかないからだ。 けっして推敲に推敲を重ねるとか、そういう趣向ではない。その証拠に字はめちゃくちゃである。

 紙に字を書き付けていると知らないうちにフロー状態(忘我)になってくる。妻に話しかけられても上の空である。「人の話、聞いてんの?」としかられるのはこういうときである。書いている人に話しかけてもムダである。彼は忘我の境地なのだから。

 2ヶ月間の日記を振り返ってみると、自分は本当にイベントのない人間だなあと思う。夏休みということもあるが、どこかに遊びに行ったとか、誰かと飲んだとか、そういうイベントが少ない。30年間東京で暮らしてきたときと比較してみると静かな生活である。しかしそれでも全然退屈しないのは、ネットワーク上でいろんな人とやりとりをしていて、それがますます増えているからだろう。