KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

その後のスカパー

 1月4日の赤尾さんのわかば日記で、CS放送のチャンネル選びの話題が出ていた。スカイパーフェクTV(スカパー)には100以上のチャンネルがあるのだが、一部の無料放送を除いて、月単位で視聴料を払わなくてはならない。料金を勘案しながら視聴するチャンネルをどのように選ぶのかという意思決定の過程を分析したら研究的にも面白いものになるだろうということだ。

 わが家でもこの1月から番組契約を開始した。私はH系チャンネル(1200円)とデジタルラジオ(1200円)のふたつで満足だったのだが、あとを妻に任せたところ、12チャンネルのサービスパックに映画チャンネルを3つ、それにFOXとフジなんたらというやつを加えて合計1万円近くの支払いになっている。見て面白くないチャンネルは翌月解約すればいい、というのだが、なんだかずるずるいきそうな気がする。

 12チャンネルのパックというのもうまい売り方である。ひとつひとつ選んでいけば慎重にやるところを、12チャンネルどれでもいいよと言われるといい加減に選んでしまう。その中のひとつにCNNを選んだのだが、きっと見ないと思うね。

 それでもスカパーはなかなか快適である。ひとつはCMがはいらないことだ。それによって落ち着いてみることができる。CMがなければ、テレビっていうのは落ち着いたメディアだったのだ、ということ再確認した。まあ地上波でもNHKにはCMがないけれども、民放のCMがもしなければこんなふうになるというイメージである。

 もうひとつは、ニュースチャンネルならニュースを一定間隔で繰り返し放送しているわけで、そのことによっていつでもチャンネルをつけたときにニュースが見られるということだ。つまり、7時のニュースや9時のニュースまで待たなくていいということだ。これは便利だ。要するに100チャンネル放送というのは、視聴者の時間をセーブするシステムであるとも言える。ただときどき朝に流したニュースを、まったく同じまま夜も流していたりするので、一瞬デジャヴかと思ってしまうのが玉に瑕である。