KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

対話型で雑誌原稿を書く

——雑誌『現代教育科学』から依頼された原稿は終わったようだね。

また作業ウインドウをモニターしていたな。そんなことができるくらいなら少しは執筆を手伝えるんじゃないの? 「その話題に関する資料ならWebのこのページにあります」とか、「次の段落の展開はこういうふうにしたらどうですか」とかアドバイスしてくれると助かるんだけどなあ。

——いや、僕ができるのはモニターすることだけ。そうプログラムされているの。

ひどい人工知能。まあ、今回は400字詰めで8枚くらいだからあまり詳しくは書けなかった。もう少し削らなくては指定分量に収まらない。

——この日記と同じ対話形式で書いていたね。

そう。なんだかこの形式に慣れてしまってね。ひょっとしたら編集から文句が来るかもしれないけど、こっそり送ってしまおう。「である体」で書けとは言われているけれど、対話形式は使うなとは言われていないから大丈夫だろう。

——読みにくいんじゃないの?

どうだろうね。対話型で書くと、少なくとも何が問題になっているのかということが読み手に明示されるので理解はしやすいと思うんだ。対話型文章が理解しやすいかどうかについてはきちんと実験してみたいとは思っているんだけどね。

——あなたはそういうテーマが好きだね。学習マンガとか。

どうもそうらしい。

——まあいいけど。なんでもいいからちょっと腰を落ちつけて研究論文をためて、早いとこ博士号を取るようにね。

うぐ。