KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

『マイブック』/手帳/遺書

 新潮文庫の『マイブック---2000年の記録』を買ってきてしまった。先発の『文庫手帳』(ちくま文庫)は、見開き2ページが1週間分になっていて、限りなく手帳に近い。一方、『マイブック』の方は、1日1ページの割り当てで、限りなく文庫本に近い。1日1ページにしたためにページ数もかなりあるし、紙質は文庫本そのままだし、日付は縦書きであるし、表紙はわざわざ著者名のところがブランクになっている。

 物珍しかったのと、値段が300円だったので買ってしまった。スケジュール用の手帳は別に持っているので、日記のネタ帳にしようと思っている。しかし、日付が律儀にも1月1日からの開始なので、まだ使えない。普通の手帳ならばサービスで12月後半からページがはいっているところだ。

 この文庫本(?)はずいぶん売れているそうだ。私が買ったのを見ても、11月1日発行で、12月15日で6刷になっている。1日1ページにしたのがポイントかもしれない。けっこう自由に使えそうな気がするから。

 すでに亡くなっている私の父親は、運送業を仕事としていたが、能率手帳にびっしりとメモを書いていたものが残っている。あまり読む気がしないので、そのままにしてあるが、仕事のメモではなく、政治のことやら社会問題のことやら、けっこう難しいことが書いてあった。生きているときには、息子の私にはそんな話はまったくしたことがなかったので、少し意外に思ったのを覚えている。

 私の娘たちが、将来私の手帳を読んでもなんのことやらわからないだろうから、このWeb日記を書いている。シュウさんではないが「死んだら遺書」という感覚に近い。