KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

笑気ガスでトリップ

 おやしらずを抜いた。前の歯医者では、抜くこともないでしょうということで温存していたのだが、それに穴があいてしみはじめていた。そこで今度の歯医者であっさり抜くことになった。おやしらずにしては素直に生えているというので、簡単に抜けるとのこと。

 この歯医者では、歯を抜く前に患者に笑気ガスをかがせる。そうすると「さわやかに」抜けるのだそうだ。鼻にマスクをかぶせられる。無臭の笑気ガスがでているらしい。しばらくすると、ホヨヨヨヨン、というような妙な感じになってくる。トリップというほどではないが、内部感覚が鈍ってくるような感じ。皮膚感覚は通常どおりなんだけど。

 さらにたつと、「もうどうにでもしてくれ」というような、ポジティブななげやり感覚になってくる。もしかすると気持ちいいかもしれない。しかし、歯茎に注射で麻酔を打つときはやはりチクリとした。これでも痛みは軽減されているのかな。「ガキ、ゴキゴキ」というような音がして、おやしらずはあっけなく抜けた。笑気ガスの効き目もすぐになくなり、現実に引き戻される。

 もう一度笑気ガス吸ってみたいかも。くせになりそう。