KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

マックのマーケティング

 東京に来ている。富山はいつにない猛暑だけれども、こちらも暑いね。地下鉄に浴衣姿が多いなあと思ったら、花火大会があったんだね。飛行機の中からは見えなかった(←ちょっと無理)。

 飛行機のいいところは、本が読めるところだ。もちろん列車でも本は読めるけれども、列車の時は窓の景色をぼーっと見ているほうが好きだ。飛行機の場合は飛び立つとすぐに窓の景色は無意味なものになる(だから私は通路側に席を取る)。

 今日読んだ本は2冊:

  • 林理ほか編「職員室の社会心理---学校をとりまく世間体の構造」(ナカニシヤ出版、2000、2200円、ISBN4-88848-561-5)
  • D.A.ノーマン「パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!---複雑さに別れを告げ、情報アプライアンスへ」(新曜社、2000、3300円、ISBN4-7885-0730-7)

 「職員室の社会心理」の方は題名にひかれて買ったのだけれども、内容は私が期待しているものではなかった。私が興味を持っている、教師文化の特殊性にスポットを当てた部分は全体の中でそれほど多くなく、それもこれまで提出されてきた社会心理学の仮説や理論に当てはめて再解釈する以上のものではなかった。それももちろん大切なんだけれども、もう一歩踏み出したものがあればなあ、と。職員室の文化や人間関係ってなんか嫌な感じがしたけど、やっぱりそうだったよね、という印象が読んだ後に残る。嫌な感じはあるんだけれども、それでもそのシステムにはすごいところがあるんだ、というところを個人的には見たかったような気がする。そういうのは、やはりないのかなあ。