KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育学部のゼロ免課程はどうなる?

大学関係のメーリングリストに、次のような情報が流れた。

4月19日開催の第9回「国立の教員養成系大学・学部の在り方に関する懇談会」において配布された「国立の教員養成系大学・学部の組織・体制の在り方の検討について(案)」という文書
(1)教員養成学部の課程等の在り方
 1 開放制の教員養成制度の中で、存在意義をより高めていくためには、教
  員養成学部は教員養成に専念すべきではないか。
 2 そのためには教員養成課程と新課程を分離した法がよいのではないか。
 3 教員養成学部を小学校教員養成に特化することについてどう考えるか。

うーむ、いよいよか。私の予想したとおり、新課程(ゼロ免課程:教員免許取得を義務としないコース)を分離して、教育学部を県別にこだわらずに再編成(合併)していこうというプラン。というか、これしか道がないもんね。ん? でも「情報」で課程認定を受けた私のいる専攻はどうなるのだろう? 課程認定にかかわらず、免許取得は義務づけていないのでゼロ免であることに変わりはないのだが。

しかし、教育学部のゼロ免課程というのは、いったい何だったのだろうね。これはきちんと総括しておかなきゃならない。結局、「都合のいいように使われた」ということなのだろう。私は、大学教員になったときからゼロ免の専任であった。全国でも珍しいケースだろう。だから、ゼロ免課程には人一倍思い入れがある。教育学部が変わるとしたら、ゼロ免からだと思ってやってきた。まあ、都合のいいように使われてもいいよ。使ってもらえるうちがハナだからね。きちんとした仕事ができていればいいのさ。

さてさて、身の振り方を考えておかなくてはね。そのときは、意外に早くやってきそうな気がするよ。大学は急速に変わっている。事務をはじめ、さまざま部門の外注化。教員の業績ポイント制による評価。この流れはおしとどめられないだろう。そのときに、私はこれをやってきたよ、といって提示できるものをきちんと作っていこう。