KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育学部に大学教員養成課程を作る

国立大学の法人化について、文部科学省の案ができたとのこと。Yomiuri On-Lineによると、

 最終案は焦点だった法人化後の教職員の身分について、「全員について非公務員型を選択」と明言。運営組織については、研究教育担当の「評議会」と、経営担当の「運営協議会」を同等に設置するとしたうえで、「出来るだけ早期に、全大学を同時に法人化する」と方針を示した。

なるほど、もう国家公務員ではなくなるのか。国立大の教員は、国家公務員になろうとしてなったわけではないだろう。大学にポストを求めていたら、たまたまそれが国立大で、したがって自動的に国家公務員になったという人がほとんどではないだろうか。私もそうだ。

「国立大の教員は、教員免許なしに教えているし、公務員試験を受けずに国家公務員になっている」といってよく笑い話にした。もちろん教員免許を持っている大学教員もいるけれども、少数派だ。私も無免許。

FDなどといって、教員の教育技能の育成が注目されている。そのうち大学教員にも教員免許が必要になるのではないだろうか。いや、むしろ、大学教員にも免許取得を義務づけることにしたらいい。

そうしたら、教育学部がそれを担当すべきだな。小学校教員養成課程などに並んで、大学教員養成課程を作る。全国の大学教員が対象だから、ニーズも十分で、教育学部の飯の種になる。そうすれば教育学部をつぶさなくていいじゃないか。なんとすばらしいアイデア

しかも、10年ごとに大学教員免許の更新のための受講を義務づけておけば、ニーズが減ることもない。こりゃ、ビジネスモデル特許を取っておかなくては。