KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

富山県総合教育センターで講演

きのうは、富山県総合教育センターで講演をした。23人の小中高の先生に聞いていただいた。全体のプログラムは丸一日かかり、「情報」科目に対応した研修をしている。

私の講演の位置としては、ちょうど中休みにあたるところなので、気楽に聞いてもらえるようにした。とにかく、「情報」に関しては現場の教員にかかるプレッシャーは相当なものだ。学級崩壊や不登校が多発している中で、コンピュータやネットワークのこともやらなくてはならないというのは、本当に大変な仕事だと同情する。

だからせめてプレッシャーをかけない話、あわよくばプレッシャーを軽くするような話をしたい。具体的には、コンピュータやネットワークがはいってきても、それはOHPやテレビが教室に入ってきたときのこととあまり変わらなくて、そんなに大したことではないのだよ、と言う。

パソコンを使って、教室出版をするというような実践がよく取り上げられるけれども、それはフレネ学校が、謄写版を使って雑誌を作っていたのと同じことだ。そこでは、そうした活動を教室でやることの目的やこころざしが重要なのであって、どんな道具を使うかということは些末なことに過ぎない、と話す。