KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

大学の「がらがらぽん」

2人の先生に「言語表現」と「テクニカル・コミュニケーション」の集中講義に来てもらっている。きょうは3日間の中日で、夕食をともにした。同じ情報コースの先生も含めて、8人。楽しかった。

私が富山大学で、集中講義をお願いする方に回るのはこれで最後になるので、こうして別の先生と顔合わせできたことは、とてもよかったんじゃないだろうか。

それにしても、大学の統合とそれにともなう学部・学科の再編成が足踏み状態だ。当初は、工学部と理学部がいっしょになるとか、人文、教育、経済がいっしょになって大きな文系学部を作るとか、大胆な案が出ていた。しかし、今の案を見ると、学部はそのままで、医薬大から、医学部、薬学部をもってきて、高岡短大は芸術系の学部になるようだ。人文は学部名を変えたいらしい(入試ミスの悪印象を払拭したい?)。そして、教育学部は、文部科学省から「教育」の文字を使うことは認めないと言われているそうだ。なんだかなあ。ただ寄せ集めただけじゃないか。

私は今年中にこの大学を出ていくので、何をいっても無責任だと言われるかもしれないが、ちょっと情けない。同じ顔ぶれで、新しいことを考えろというほうが無理なのかもしれない。それなら、学内で学部を越えた公募をすればいいのではないか。たとえば「情報デザイン学部」を作るから、やる気のある奴は集まれ、といって人材を集める。60人くらい集まれば、学部を作れるんじゃないだろうか。自発的に名乗り出てきた人たちが作る新しい学部であれば、陳腐なものであるはずがない。

この方法はいわば「がらがらぽん」であるので、もしやったら学内はハチャメチャなことになるだろう。しかし、それをしなければ何も変わらないというのも事実なのだ。